2024年03月22日
神父様からのメッセージ
今年も私たちは教会の暦の中で最も大切な記念の時、つまり受難と復活の日を迎えます。私たちはイエス様の復活を事実として信じ、私たち自身も同じ復活に与ることができるよう洗礼を受けて信仰生活に努めていますが、この復活を信じるためには受難つまりイエス様の十字架の時から目を背けずに、イエス様が死なれたこと、私たち人類の罪がそれを引き起こしたことを認める必要があります。復活とは、そんな私たちに対して、イエス様こそが全てにおいて正しいお方であるという、神様から決定的な宣言でもあるからです。
つまり信仰を生きるとは、神様の力と導きを第一とするべく、信仰に入る前の生き方を見直すことを伴います。たとえ自身を長く支えてきた力強い信念があったとしても、神様の基準で誤っていたのであれば、それは思い込みに過ぎなかったという事になります。厳しい話ですが、それでも神様を信じて従う事が最善の道と認められれば、信仰の恵みの力は確かにその人に働いていると言えるのです。ちょうど3月16日の四旬節黙想会に来て下さった中川明神父様が、思い込みから信仰への転換についてお話して下さっていましたが、受難と復活の記念は、まさにこの転換を私たちに促しているのだと思います。
また、洗礼を受けた後であっても、特に四旬節に生き方の見直しをたびたび呼び掛けられているのは既に知られている通りです。という事は、信仰がいつの間にか思い込みになってしまっていないか、と振り返るのも一つのアプローチと言えるのではないでしょうか。例えば、「信仰とは偶然を受け入れる”ゆだね”の心」であると中川神父様は話しておられましたが、神様を信じていると言いつつも、何が起こるか分からない人生の現実から目をそらして、いつの間にか自分の思い通りの人生を神様に求めてしまっているとすれば、それも思い込みに陥っている状態ではないかと私は考えています。生活を保つための計画は必要なものですが、その一方で最後は神様のみ旨に委ねるというバランス感覚が必要で、実は信仰とは簡単で都合の良いものではないという事実に、分かってはいてもたびたび胸を打たれます。
それでも究極的には神様が正しいと認め、必要なものだけを携えて生活を再開させる時、既に復活の恵みは心の内に働いているのでしょう。折に触れて、私たちはいつも新しくしていただきましょう。
2024年03月21日
2024年 聖週間のミサおよび集いの時間
西ブロック各教会のミサおよび集いの時間は下記のとおりです。
3/24(日) 3/28(木) 3/29(金) 3/30(土) 3/31(日)
相生教会 9:00- 19:00- 19:00- 19:00- 9:00-
赤穂教会 11:00- 16:00- 16:00- 16:00- 11:00-
網干教会 11:00- 19:30- 19:30- 19:30- 11:00-
飾磨教会 9:00- 19:00- 19:00- 19:00- 9:00-
たつの分教会 14:00- 16:00- - - 16:00-
※変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。